読書メモ、再開。
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ぼくの小鳥ちゃん(江国香織)
ぼくの小鳥ちゃん
ぼくの小鳥ちゃん
posted with amazlet at 09.02.21
江國 香織
あかね書房
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おすすめ度の平均: 4.5
1 大嫌い!!
4 かわいらしい
5 寒い冬の日に。
4 羨ましい生活
2 絵本のような悲しさなのかも



江国さんらしい、可愛らしいお話ですねー。
え、だいきらいって……。(アマゾン)


一羽の小鳥ちゃんが部屋に迷い込んできて、
「僕」の生活に溶け込んで……というほのぼのストーリー。
「僕」は、小鳥ちゃんを教会に連れて行ったり、
アイスクリームを出してあげたり、
スケート靴とリンクをつくってあげてスケートさせてあげたり、
過保護に(笑)小鳥ちゃんと暮らします。

小鳥ちゃんは喋るんだけど、生意気でかわいらしい。
荒井良二さんの挿絵もキュート。
のんびり眠る前にでも開きたい一冊です。



おすすめ度
☆☆☆☆☆
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猫町(萩原朔太郎)
猫町 (image travel series (1))
萩原 朔太郎 心象写真制作スタッフ
ベストセラーズ
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おすすめ度の平均: 5.0
5 既に「猫町」を読まれた方にお勧めします!
5 猫ファンタジーへ誘い


か、わ、いー!!

詩人萩原朔太郎の小説「猫町」がかわいい写真付きで登場です!!

猫ちゃんの青い瞳が神秘的で……か、わ、いー!!


「猫町」は、声に出して読みたくなるような、ステキな日本語で綴られています♪
朔太郎も方向音痴ーって、ちょっと共感(笑)。



支那の哲人荘子は、かつて夢に胡蝶となり、醒めて自ら怪しみ言った。
夢の胡蝶が自分であるか、今の自分が自分であるかと。
この一つの古い謎は、千古にわたってだれも解けない。


私は、たしかに猫ばかりの住んでいる街、猫が人間の姿をして街路に群集している町を見たのである。
理屈や議論はどうであれ、宇宙の或る何処かで、私がそれを「見た」ということほど、
私にとって絶対俯瞰の事実はない。(本文より)

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切れない糸(坂木司)
切れない糸 (創元クライム・クラブ)
坂木 司
東京創元社
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おすすめ度の平均: 4.5
4 クリーニング屋の謎はクリーニング屋が解く
5 失うことは死ではなく
5 形のない個人情報
5 お前が、どこかだったらいいのに
5 優しい結末



父の急死により、実家のクリーニング店を継ぐことになった和也。
お得意様の洗濯物を預かりながら、和也は人とのつながりを実感していく。
小さな商店街にも、さまざまな事件があふれていて……。


坂木さんの本、初めて読んだー。
読みやすい。というか、マンガのよう。というか、ラノベ??
別にラノベをバカにしているわけではないのだが、普段あまり読まないので、
ちょっと文体に慣れなかった。
男の子同士で、妙に仲良しだしー(笑)。


私は、第二話の「東京、東京」という話が気に入った。
大学で勉強ばかりしていた女の子が、広告社に入社して、
周りの女の子たちに、服装をばかにされるというお話。
今までばかにしていたちゃらちゃらした女の子たちに、
逆にばかにされるようになる優等生の葛藤を描いていて面白かった。


「なぁ、クリーニング屋ってすごいな。
だって、何百着っていう服を預かって洗っているうちに、
恐ろしいほどの情報を手に入れることができるんだぜ。
ここの家は何人家族で、太ってるか痩せてるか、子供がいるかいないか、
ポケットの取り忘れたレシートを見れば、昨日どこで飲んだかまでわかる。」
(本文より)



媒体変えて文庫で安く売るか、
少年誌かLaLaあたりで、きれいな絵のマンガ家さんとコラボしたら
もっと売れそうな気がするんだけどなぁ、この作者さん(←余計なお世話)。
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となり町戦争(三崎亜記)
となり町戦争 (集英社文庫)
三崎 亜記
集英社
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おすすめ度の平均: 3.0
4 書き下ろしの別章が良い
5 評価が分かれる作品なのですね。
2 単行本で良かった
5 現代社会、官僚体制への皮肉
2 読まなくて良い。




ある日届いた「となり町との戦争のお知らせ」。
音も光も気配もなく、平凡な日常は続き、死亡者だけが、ひっそりと増えていく。
ある日、「僕」は戦争の偵察員に任命される。
戦争遂行を職務とする香西さんと、便宜上結婚することになって……。


うーん。感想書きにくいナァ。
不思議でシュールなお話。
さらっと読めるんだけど、難しい。
内容、理解したような、分かるような、分からないような……。

私たちは、今9条に守られていて、
「戦争を放棄」してしまっているから、「戦争について考えることまで放棄」してしまってるのではないか?
テレビの中で存在しているといっても、過去に存在したといっても、
現実として戦争はリアルじゃないから。
戦争は、悪いのか? 悪いとしたら、どうして悪いのか?
自分の言葉で、ちゃんと考えないとなーって、そういう気持ちには、なった。
私は甘えすぎているんだろうなぁ。



「僕の眼に見えるもの、見えないもの」に思いをはせた。
香西さんが涙を流しているその「何か」を見極めようとした。
香西さんも、この戦争の中で何かを失おうとしているのかもしれない。
僕は香西さんの、「失われゆくものに流された涙」をそっと口にふくんだ。
それはきちんと涙の味として、僕の一部になった。
その涙の味だけが、今の僕にとってリアルだった。(本文より)
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ツ、イ、ラ、ク(姫野カオルコ)
ツ、イ、ラ、ク (角川文庫)
姫野 カオルコ
角川書店
売り上げランキング: 52699
おすすめ度の平均: 4.5
5 幸せな気持ち
5 泣けた
5 人の心を引き込む力のある作品
4 忘れられない恋の記憶を持つ人にも、そんな恋に焦がれる人にも。
5 「人間」がしっかりと描かれている稀有なエンターテイメント



ただの恋愛小説だと思って読むと、ビビることになる(笑)。
爽やかでもないし、ひねくれているところもあるし、読みやすいわけでもないし、長いし、
ところどころエグイし(笑)。
でも他の人は真似できない文章だと思う。自信があるからこういう文章書けるんだろうか?
やっぱりカオルコさんは読者に媚びてない。ひたすら感心。



自分がポツンと「よその場所」にできた点の上に立っているように感じる。
なにかに、だれかに、ドンと強く背中を押され、いままで自分が在った線からつきとばされ、
いままでとはまったくべつの空間にポンとできた小さな点の上に、ひとり立っているように。

早く行かないと……。隼子は急いでいた。
どこへ行くのかはわからないが、早く、どこかへ行かなくては間に合わない。
なにに間に合わないのか、それもわからない。
しかし、急いでいた。(本文より)




小さな町に赴任してきた教師、河村と、14歳の隼子。
隼子は、好奇心から河村に近づいた。
好きなわけではなかったはずなのだが……。


あの馬鹿、ったく馬鹿……。
てのひらをまぶたに当てた。
うれしかった。さびしかった。
頬をうたうものを電話の相手にぜったいに気取られぬよう、流れるにまかせた。
大好き。大好きだよ、先生。(本文より)



恋とは、墜ちるもの。↑の文章も、隼子が語るからこそホロリとくるのだ。
あの隼子が……! みたいな、保護者気分(笑)。



おすすめ度
☆☆☆☆
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