読書メモ、再開。
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包帯クラブ(天童荒太)
包帯クラブ The Bandage Club (ちくまプリマー新書)
天童 荒太
筑摩書房 (2006/02/07)
売り上げランキング: 42406
おすすめ度の平均: 4.5
5 映画→小説の順が○
4 切ないけど、スカッとした物語。
5 誰もが伝えて欲しいもの



マンガとか映画にもなってたんだね、コレ。

この小説に出てくる、ディノという少年の生き様、好きです。

ディノは、雪の降る校庭を、パンツ一丁で走ったり、
購買のパンを買い占めたり、
泥水で作ったお茶をクラスメイトに飲ませようとしたり、
爆竹の入ったテントに寝転んでヤケドしてみたりと、
はたから見たらめちゃくちゃな奴です。

「けどさ、ある場所では、確実にそういう体験をしている子がいる。
実際どんな感じか、一億分の一でも、わかることができないかって思ったんだ。」


誰もディノのそんな理由を聞こうともせず、
ただ変な奴だと認識する。学校も停学になる。
あーあ、って感じです。

考えるべきことを考えないで、ごまかそうとすることを、
ディノは「精神の怠慢だ」と一喝します。
答えはでなくても、考えまくることによって、自分になるのだと私も思う。


ところで、「包帯クラブ」とは、他人の心の傷を聞き、傷ついた思い出の場所に包帯を巻いて、
治療しようというクラブのことです。

「一億分の一でもわかることができないかって思ったんだ」
というディノの言葉どおり、
この小説は、「分かってあげること、分かろうと努力すること」に、
すごく重きを置いていると思いました。

人の心の傷なんて、ほんとうはその人にしか分からないけれど、
「分かってくれる」人がいることで、
人は安心するのかもしれません。

カウンセリングとかに興味がある方には、
読んでみるとまた発見があるかも? と思います。
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