読書メモ、再開。
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孤独の歌声(天童新太)
孤独の歌声 (新潮文庫)
天童 荒太
新潮社 (1997/02)
売り上げランキング: 202388
おすすめ度の平均: 4.5
4 孤独
5 模索する天童荒太
5 サスペンスとしては良い作品



コンビニ強盗と、猟奇的な連続殺人事件。
ふたつの事件が絡みあう、都会のせつないお話でございます。

紹介文には「サイコホラー」とありますが、
サイコホラーなのは舞台設定であって、ほんとに描きたいのは、もっと内面的なことだと思う。

主人公の19歳の少年、順平は、
荒削りで青くさくって、ピュアで孤独で、
ずーっとずーっと叫んでる感じで、
それがなんとも切なかった。

「その、ひとりぼっちなんだけど、
きっとひとりぼっちじゃないんだって感じさせる音……
あなたもそれを探してるの?」


文中に宮澤賢治の文章が何度か引用されています。
順平は、賢治の言葉を、
「こいつが聴いている音は、普通の奴が聴いている音とは全然違うと思った」と表現しています。
「音楽みてぇだぜ」とも。

ぴーぴー。どってこ。ごとんごとん。
なんてちょっと「どんぐりと山猫」を思い出してみたり。


みんながひとりを持ち寄ってるみたいな夜のコンビニ。
「ひとりぼっちなんだけど、ひとりぼっちじゃない」
って思える何か、があれば……事件なんておこんなそうなのに、と思う今日この頃なのでした。



おすすめ度
☆☆☆☆☆



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