読書メモ、再開。
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嫌われ松子の一生(山田宗樹 )
嫌われ松子の一生
嫌われ松子の一生
posted with amazlet on 07.03.11
山田 宗樹
幻冬舎 (2003/07)
売り上げランキング: 344127
おすすめ度の平均: 4.0
3 “激しく”、“濃く”、精一杯生きた松子
3 哀しい物語・・・
4 運命に翻弄される女性の流転の人生



ストーリー

笙は、今時の大学生。
ある日、笙は父親から、亡くなった叔母、松子の部屋の後片付けを頼まれる。
その時まで、自分に叔母がいることなど、まったく聞かされていなかった笙は、
亡くなった松子という女性に興味を持つ。
しかも松子は、何者かによって殺されたというのだ。

松子はどんな人物だったのか。
なぜ殺されなければならなかったのか。
何を思い、どんな気持ちで死んでいったのか。

調べるにつれ、笙は、松子の怒涛の人生を知ることになる。


みたいな。

☆☆☆



そもそも優等生だった松子が、先生になって、
先生をやめて街を出て、恋人が自殺して、不倫相手に捨てられて、
ソープ嬢になって、覚醒剤に手をだして、
男を殺して、また違う男と同棲して、8年刑務所に入れられる。

刑務所を出たら、
昔の教え子に再会して、好きになって、
でも彼はヤクザで、
刑務所に入った彼を4年待って、捨てられて、自暴自棄になって年老いていく。

これだけ聞くと、ひどい。

☆☆☆

だけど、私は、松子って基本的にはマジメな人だと思う。
……多分血液型A型だって思うもん。

たとえばソープでだって、ビジネスとしてきちっと働き、
その都度出会う男の人のことも、ひたすら愛し尽くしている。

たぶん、私が松子と似たような状況に陥ったとしても、松子ほど最悪な状況にはならないと思うのだ。

私も含め、たいていの人は、なんとかピンチをしのぐための、
世渡りの方法、バランスのとりかた、なんかをなんとなく身に着けていていると思うから。

松子はそれができない……ひたすら人生を突っ走っている。

「お金ならわたしがなんとかするから。絶対になんとかするから。
お願いだから、そばにいさせて、お願い……」


☆☆☆

松子の人生は、しあわせとは言えなかった。
誰にも分かってもらえずに殺された。
だけど。

甥の笙が、「松子を分かりたい」と願い、
松子の人生を思い、想像し、くやしがってくれた。

☆☆☆

笙の恋人の明日香は、こう言った。

「(インスリンを発見した)バンティングみたいに、自分の生きた証を、世界に残したい。
せっかく人間に生まれてきたんだから」



バンティングみたいに、すごい薬を発見しなくても、
歴史に名を残さなくても、
「嫌われ松子の一生」は、笙の心にしっかりと刻まれた。
それは、笙に影響を与え、笙の人生をより深いものにしていくと思う。
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by: | 2007.03.12 01:11 | | edit
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by: 物書きネット | 2007.03.12 09:48 | URL | edit












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