読書メモ、再開。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  [スポンサー広告]
ひな菊の人生
続けざまに、
吉本ばななさんと奈良美智さんのコラボ作品をご紹介。

ひな菊の人生
ひな菊の人生
posted with amazlet on 07.02.08
吉本 ばなな 奈良 美智
ロッキングオン
売り上げランキング: 101135
おすすめ度の平均: 4.5
5 誰にでもある孤独感
3 贅沢な本
4 ナイスなコラボ!



ストーリー


ひな菊とダリアは幼なじみ。
離れてからも、ひな菊は、一年に一回ぐらい、ダリアの夢を見続けていた。
幼い頃のその夢を見ると、心が落ち着き、「どこかでダリアも元気にやっているんだな」
と安らかな気持ちになったのだ。

ダリアは、ひな菊の母が焼く焼きそばの味が好きだった。
母を失ったひな菊は、その味を受け継ぎながら、転々と居候生活を続けていた。

ひな菊が、ダリアの夢を見なくなり、不安に思っていた頃、嫌な夢を見た。
それは、ダリアの死を予感させる夢だった。

予想のとおり、ダリアは死んでいた。
ダリアが最後に食べたものが焼きそばだったと知って、ひな菊はなんともいえない気持ちになる。



みたいな。



☆☆☆

トモダチに、「久々に吉本ばなな読んでるんだ~」
って話をしたら、
「ああ、別に面白くはないよねぇ~」
と言われてしまった(笑)。

確かに面白くはないかもしれない。
でも、なんとも言えない……「ばなな哲学」を学んだ気分。
一貫してる気がするんだよね。言ってることが。

ばなな作品は、キッチン、うたかた/サンクチュアリ、とかげ、TUGUMI、白河夜船、ハチ公の最後の恋人、
などと、高校のときに読んだ……はずなんだけど。

内容は、きれいに忘れてしまいました。

文章が綺麗だから、読んでる間は「酔える」のだよね。世界観に。
そういう感じが好きでした。


☆☆☆

そして、「ひな菊の人生」。
これもまた、なんともいえない読後感です。
タイトルに「人生」って入ってるだけあって、人生語ってる気がする。

この本で核になっている食べ物は、「焼きそば」です。

ひな菊は、焼きそばやお好み焼きを毎日焼いていて、いつも腕が痛いの。
それでも、ひな菊は、自分の職業に誇りを持っていたのです。

「いつも誰かがあののれんの向こうの明かりを目指して、夜道をやってきた。
ちょっとおずおずして嬉しそうに入ってきた人々の顔が食べているうちに変わっていくのを見るのもよかった。
けんかをしていようと黙っていようと、顔がゆるんでその人本来の姿になっていく。
煙の向こうにそれを眺めるのが好きだった。いい人生だったなぁ、と私は思っていた。」


それだからこそ、人生最後の食事に焼きそばを選んだダリアのことを考えると、
苦しいような、誇らしいような気持ちになったのでしょう。

「天とか運命は、首の事故で彼を俺たちから奪うことはできても、
あの楽しかった時間を奪うことは永遠にできないから、俺たちの勝ちだと思うんだ。
勝ち負けではないんだけど。」

「夢に見るほどの思い出を作ったからかな。」

「そうかもね」


☆☆☆

たとえ、ストーリー忘れたとしても、
どこかで誰かがこんなこと言ってた……

っていう記憶として、私の中に言葉が沈んでいくんだろうなぁ。
それはそれで、素敵なことだと思うのです。

って、オバカな自分を正当化してるだけか?
スポンサーサイト
  コメントをどうぞ♪:0   トラバはこちら♪:0   [その他小説]












管理者にだけ表示を許可する

http://yukigahuttara.blog77.fc2.com/tb.php/39-32df9ea9
八月の路上に捨てる(伊藤たかみ)| HOME | アルゼンチンババア
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。