読書メモ、再開。
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アルゼンチンババア
忘れないうちに読書感想文。
きのう読んだ作品はこちら。


アルゼンチンババア
アルゼンチンババア
posted with amazlet on 07.02.05
よしもと ばなな 奈良 美智
ロッキングオン
売り上げランキング: 153252
おすすめ度の平均: 4.0
4 吉本ばなな好き よしもとばななはじめて
5 ゴージャスな装丁に彩られた素晴らしい物語。
5 ステキです!



ストーリー

母が死んで全てが変わった。

父は、近所で有名な、「アルゼンチンビル」の「アルゼンチンババア」のところに住み着くようになる。
「アルゼンチンババア」は、ぼろぼろの服を着た、わし鼻ですごい化粧の、一風変わった老女だった。

「アルゼンチンビル」の中は、ほこりだらけで、猫のおしっこのにおいがする。
不思議な倦怠感に満ちていて、現実とは切り離された世界だ。

アルゼンチンビルの屋上で、母のためのイルカのお墓や、曼荼羅を作る父を見て、
私は、だんだん父がそこに住み着く理由が分かってくる。



みたいな。




☆☆☆

なんといっても豪華な本です。
表紙もキラキラ。カラーにクラフト紙にトレーシングペーパー。
奈良美智さんのイラストと写真が盛りだくさんです。
ちょっと銀色夏生さんの本みたいか?
文庫版もあるみたいだけど、どう違うんだろう。


内容は、なんとも神秘的で、穏やかです。

「父が愛人を作った!」という内容の、どこが? と思うかもしれないけど、
それはばななマジックでしょう。

曼荼羅を作る父は、宇宙についてこんなことを述べています。

「この輪が普通の、俺たちの世界で、この外のほうになると、どんどん空間の色が薄くなっていくのだ。
薄くなるのに、密度は濃くなっていくし、透明なのに強くなっていくのだ。
ここは植物の世界で、ここは、地球を守っている透明な人たちの世界」


そして、その中心には、愛する人がいるのだと。


「好きな人がいつまでも、死なないで、
いつまでも今日が続いてほしいって、そう思ったのよ」


光の中で埃が舞い降りるとき、まるで時がとまったようにゆっくり感じる――、
その瞬間を描いたような、美しい作品です。
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  コメントをどうぞ♪:2   トラバはこちら♪:1   [その他小説]
はじめまして。
ハナです。
アルゼンチンババアはだいぶ前に読みました。かなり豪華な本ですよね。
奈良さんも吉本さんも大好きなので、これは買うしかないなと思いました。
なぜかずっと猫のおしっこのイメージが残っているんですよ。本を見る度に思い出します。
 最近までヘソクリの隠し場所として使ってきましたから想いもひとしおで。
by: ハナ | 2007.02.06 15:33 | URL | edit
☆ハナさん

こんにちは、はじめまして♪
ようこそ。はるみんです。

わーい、感想を共有できて嬉しいです。

「ねこのおしっこ」……残りますよね。
別に何度も書かれてるわけでもないのに不思議。アルゼンチンビルの荒廃具合をうまく表わした言葉なんでしょうね。

「ヘソクリ」(笑)
あのキラキラの中に隠したら、たまりそうです……なんとなく(笑)。

by: はるみん | 2007.02.08 09:56 | URL | edit












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アルゼンチンババア

アルゼンチンババアアルゼンチンババアは、よしもとばななの小説(幻冬舎)、およびそれを原作とした2007年3月24日公開予定の日本映画である。上映時間112分。本項では映画関連を主に記述する。映画キャスト*役所広司 - 涌井悟*堀北真希 - 涌井みつこ(悟

シオリの記録  2007.03.07 08:42
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