読書メモ、再開。
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ひとり日和(青山七恵)
ひとり日和
ひとり日和
posted with amazlet at 08.12.23
青山 七恵
河出書房新社
売り上げランキング: 146387
おすすめ度の平均: 3.5
3 買いですが・・・。
2 書き方が乱暴
4 海面はベタ凪でも、潮の流れは・・・
3 大して面白いとは・・・
4 淡々と‥4



ひとり日和というタイトル。
やわらかい表紙の写真。
そのままの印象の作品だった。

主人公の知寿(ちず)は、東京に出て、吟子さんの家で暮らすようになる。
吟子さんは、おばあさんだけど、恋をしていた。
知寿は、吟子さんに、自分のピチピチの肌を見せ付ける。
50歳も離れていても、女同士。
友達でもない、家族でもない、静かなふたり暮らし(プラス猫)。


吟子さんは、今まで飼った猫たちの写真を、ずらっと壁に貼っている。
ちゃんと覚えているのは、いちばん最初に飼った猫の「チェロキー」だけ。


知寿は、小さな頃から手ぐせが悪かった。
周りの人のちょっとしたもの(消しゴムとかクリップとか)を盗み、
靴箱の中にしまって、時々取り出しては眺めていた。


チェロキーの写真を貼るのも、何かを盗むのも同じ。
忘れたくないからだ。


自分が誰かと一緒にいたいのは、忘れられたくないからなのかもしれない。
そんなことを思った。


街に出ると、誰にも親しく触れられず、体が純化されていくようだ。

人ごみで目をつぶっても、自分だけ透明になって、さあっと通り抜けられるような。
指先も、髪も、ただ自分のためだけにきれいなのだった。

風呂上りに軽いクリームをつけると、
このいい匂いを誰かにかがせたいと思い始めていた。

そんな日が続き、ある日恋をしたのだった。(本文より)



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  コメントをどうぞ♪:2   トラバはこちら♪:1   [その他小説]
この作品は、とてもゆったりとした流れですよね。
序盤は淡々としていましたが、途中から深みが出てきました。
非常にさわやかな雰囲気だったのが良かったと思います。

今年もあと数時間で終わりですね。
来年もよろしくお願いします。
よいお年を♪
by: はまかぜ | 2008.12.31 15:49 | URL | edit
あけましておめでとうございます!
年があけちゃいましたぁ~!

ほんと、この本は、サワヤカな感じですよね。表紙の雰囲気も好きなんです。
はまかぜさん、さすがに色々な本を読んでますね♪
今年も面白い本といっぱい出会えたらいいなと思います。今年もよろしく!

by: はるみん | 2009.01.05 20:43 | URL | edit












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「ひとり日和」

ひとり日和(著:青山七恵)をさっき読み終わりました。 第136回芥川賞受賞作です。 春の青空と満開の桜の木という装丁がほのぼのとしていて良いですね。 20歳の知寿(ちず)と71歳の吟子さんが暮らす春・夏・秋・冬の1年間を描いています。 春、仕事を求め東京に上京し...

読書日和  2008.12.31 15:08
ツ、イ、ラ、ク(姫野カオルコ)| HOME | つめたいよるに(江国香織)
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