読書メモ、再開。
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ぶらんこが得意な、まだ小さい利発な弟。
彼は小さな物語を、ノートにいつも綴っていた。

サーカスの夫婦の話。
川のおばけの涙の話。
姉に見せて喜んでもらうためだ。

ある日、弟は、事故にあい声を失ってしまう。
声は出せるのだけど、他人に吐き気を与えるほどの、ひどく不快な声になってしまったのだ。
彼は、ブランコの上で生活し、筆談で会話をし、
ノートに物語を書き続けていくようになる。

おしくらまんじゅうするペンギンの話。
ユーカリ中毒のコアラの話。

そして、弟が最後に作ったお話は……。

彼がつくるお話は、どれもこっけいで、ひどくシュールだ。
ここだけ抜け出して、一冊にまとめても面白そう。
(「本当はおそろしいグリム童話」みたいな感じになるかな。)


この「ブランコ乗り」という物語全体で見ると、
まず比喩がすばらしいと思った。
それから登場人物の名前が、ひとりも出てこない。
(犬の名前は出てくる。「指の音」と言う。)
それで、なんだか夢の中のような、不思議な雰囲気がでているんだろうと思った。

あまり現実感のあるお話ではなく、ところどころに突っ込みを入れたくなって
もどかしかったのだが、
(手話は覚えないの? とか。)まぁ好みの問題かな。

最後の最後、「毛はえ薬三百本」には笑って、しみじみとしてしまいました。
いい家族だな。


「飲もう。忘れてしまおう」
それは嘘。
「いつだって思ってる」
これも正確じゃない。
ときどき暗闇で小箱から取り出すように思いかえす。
これが大切。(本文より)
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