読書メモ、再開。
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十二国記、シリーズ4つめ。

才の国の鈴、芳の国の祥瓊、それから慶の国の(シリーズ1作目の主人公)陽子、
三人の女の子にスポットをあてて、物語は展開していく。


鈴は、もともと日本の子だ。
才の国に流され、ある仙女のところで下女として働いていたが、いじめられてばかりいた。
そこから逃げ出したものの、
「私はかわいそう」と自らの境遇を嘆いてばかり。
そんな鈴に、船で乗り合わせた男の子、清秀はあきれて言う。


「おれ、そういうの、やなんだよ。
人よりも不幸なこと探してさ、ぜーんぶそれのせいにして居直って、のうのうとしてるのって」
「辛いことがあると偉いのか? 辛いことがあって、辛抱してると偉いのか?
おれなら辛くないようにするけどな」




一方祥瓊(しょうけい)は、芳の公主(王の娘)だった。
暴君だった父親が逆賊に討ち取られ、それまでぬくぬくと育ってきた彼女の生活は一変する。

祥瓊は父が何をやってきたか、どんなにみんなに憎まれていたか、何も知らなかった。
「私のせいじゃないわ!」と叫ぶ祥瓊を諭したのは、旅の途中で出あった半獣、楽俊だ。

「なんの努力もなしに与えられたものは、実はその値打ち分のことをあんたに要求してるんだ」
「祥瓊は贅沢な暮らしをしてきただろう? それに見合うだけのことをしてきたのかい?」




私たちは、今、日本にいる。
祥瓊や鈴と境遇は違っても、彼女達と似たような感情を持つことはあるだろう。
「なんで私ばっかり!」「私はこんなにがんばってるのに!」「どうせ誰も分かってくれない!」

そんなとき、楽俊や清秀みたいに、たしなめてくれる人は周りにいるだろうか。
そんな大事な人たちの代わりになってくれるのが、私の好きな「本」なんだろうなぁ、と思った。

私はただ、素直に恥じ入って、まっすぐ話を聞けるような、
そういう器を持っていたい。



祥瓊と鈴、それから陽子の物語が交錯したとき、またひとつの大きな物語が生まれた。

私は陽子のかっこよさににスカッとした。
迷いながら、たくさんの人に支えられて正しい道を切り開いていく、
やっぱり陽子はこのシリーズの主人公なんだと思う。
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