読書メモ、再開。
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吉野北高校図書委員会(山本渚)

吉野北高校図書委員会 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
山本 渚
メディアファクトリー
売り上げランキング: 20181
おすすめ度の平均: 4.5
4 まっすぐで爽やかなライトノベルでしょう
5 堀北真希の解説も、本編同様にさわやか!
4 切ない、もどかしい、恥ずかしい、うれしい、懐かしい・・・感じでしょうか。



ダヴィンチ文学賞受賞作品。
青春の香りがします(笑)。


「お前、大地の前ではなんか、俺んちのハムスターみたいやもん。
せかせか、ちまちま、落ち着きないなーと思っとったら、
大地が何か喋るたびに、ぴたっと止まって、じぃっと小さーなって集中して聞いとるやろ。
そっくりや。うちのハム太郎も、姉ちゃんが来たらぴたっと止まるんじゃ。
あいつは姉ちゃんにしか懐かん」
「なんやそれ……」(本文より)




設定とかイマドキなんだけど、
どぎつくないし、変に狙ってない感じ……で、好感が持てました。
「つきあうって何?」みたいな……初々しい。
爽やか!
表紙もなんか爽やかだな(笑)。


今はかなわなくてもいいや。と思うことにしよう。
大好きな先輩みんなが私を大事にしてくれる。
そのことを一番に考えよう。そう思った。(本文より)
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活発な暗闇(江国香織)
活発な暗闇
活発な暗闇
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江國 香織
いそっぷ社
売り上げランキング: 199320
おすすめ度の平均: 4.5
4 暗闇でまたたくもののコレクション。
5 暗闇の中で瞬くもの
3 暗闇でまたたくもの
5 強くて儚い詩集です。
5 絶妙のセレクト詩集




江国香織セレクトの詩のアンソロジー。
知ってる詩も、知らない詩もありました。


表紙も、イラストも、
雰囲気も、なんつーかオシャレーな一冊。
まるでフランスの映画のようなオシャレっぷりです。

(と思ったんだけど、アマゾンに載ってるのと表紙が違う・・・?
私が読んだのは、「いそっぷ社」ので、米増由香さんのイラストのなんですが。)

江国さん曰く、「たぶんかなり無秩序な、無論ひどく偏った、でもどう見ても力強いアンソロジー集」です。「力強すぎるかもしれません」!!



きれいな 小さなお嬢さん
あなたはどこへ行きたいの?
こんなに家(うち)はむつまじく
そこには母もあるものを。

きれいな娘が言いました。
「遠くへわたしは行きたいの
桜草や アネモネや
風鈴草や 薔薇や 百合
咲いたお庭へ行きたいの」

きれいな 小さなお嬢さん
あなたはどこへ行きたいの?
こんなに家(うち)は美しく
都の人も住むものを。

きれいな娘が言いました。
「遠くへわたしは行きたいの
クローバ 雛菊 きんぼうげ
忍冬(にんどう)の花 ぼたんづる
生えた牧場(まきば)へ行きたいの」


(アルフレッド・テニスン 西條八十 訳)




おすすめ度
☆☆☆☆
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金雀枝荘の殺人(今邑 彩)
金雀枝荘の殺人 綾辻・有栖川 復刊セレクション (講談社ノベルス)
今邑 彩
講談社
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おすすめ度の平均: 4.5
4 ちょっと
4 綿密に計算されたストーリー。
5 爽快な館もの
5 正統な館もの




旅のお供でした(笑)。

表紙をめくったら、人物相関図が出てて、登場人物19人……
なんか、めんどくさそーとか、金田一っぽーい、とか思った(笑)。
しかも「呪われた洋館」が舞台。


「七匹の子やぎ」に見立てた殺人で、一気に6人とか死ぬの。
面白かったー。

そして、次の殺人劇が起こる……!
殺人者が迫ってくるとき、ハラハラでした。


あんまりグダグダ考えず楽しめるミステリーでした。



おすすめ度
☆☆☆
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モダンタイムス(伊坂幸太郎)
モダンタイムス (Morning NOVELS)
伊坂 幸太郎
講談社
売り上げランキング: 1077
おすすめ度の平均: 3.5
1 で?それが?
4 ☆☆☆☆☆ー☆=☆☆☆☆
3 まあ、魔王にオチが(一応)ついただけでも良しとしよう
3 「人間は大きな目的に生きているんじゃない」
4 回帰してほしい・・・




「実家に忘れてきました。何を? 勇気を。」
この冒頭は、「重力ピエロ」(「春が二階から落ちてきた」)
といい勝負だと思う。


「魔王」の続編だったんですね。
潤也くんがジジイ扱いー、みたいな(笑)。
でも「魔王」知らなくても読めるな。

近未来のお話で、うーん、今から100年ちょっとあとのお話というところでしょうか。
ジョンレノンとかCDとかが、「懐かしいね」扱いされております。

「昔は良かった、とかよく言うけど、昔も良くはねぇんだよ。
いつだって、現代ってのは良くなくて、だからな、
俺たちは自分の生きてるその時と向き合わないといけねぇんだ。
音楽も映画も、そのときの自分たちの時代と向き合うために作られたものなんだよ」(本文より)



物語の中で、コンピューターが発達していて、分からないことがあれば、「検索」する時代。
「情報」の価値が大きくなり、
人々は、「システム」に組み込まれ、
仕事はますます細分化され、今自分が何をやっているのか? 役割が自覚できなくなっている状態。


そして、その中で、どう動くか、ということ……
主人公達は、ジタバタしながら考えるのだった。


「開きなおったらお終いなのよ。
誰かと傷つけたら、それなりに自分も傷つかないと駄目だとわたしは思うの。
わたしはね、誰もが善人であるべきだとは思わないし、悪いことをするのもアリだと思うけど、
思い悩まない人が一番嫌いなの。」


「いい?
だいたい悪いことっていうのは、別の人にとっては良いことだったりするのよ。
何が正しいことかなんて、あんまり分からない。
あなたが言ったじゃない。
人間は大きな目的のために生きてるんじゃないの。小さな目的のために、行動したら?」(本文より)



冒頭にでてくる「勇気」という言葉も、しつこいくらい繰り返される。


伊坂さんの文章って、「考え」が、ストーリーの中にばんばん盛り込まれてるなーと思う。
これがただ「近未来の、超能力のお話」だったら、フーンって感じなんだろうけれど。


ただ、今回は、よくも悪くも、「連載されていた」という感じがしたなぁ。
書き方が丁寧というか、
今までのストーリーを、なぞりつつつつ書いているので、
一気に読むには、スピード感があんまりない感じだった。
今までの伊坂さんみたいに、伏線モリモリー! 
最後こうきたかー!という感じがなく、アレレ? という感じもあるけど。

まぁそれはそれということで。
ラストの一文がまたいいですね。


おすすめ度
☆☆☆☆
  コメントをどうぞ♪:2   トラバはこちら♪:1   [伊坂幸太郎]
草祭(恒川光太郎)
草祭
草祭
posted with amazlet at 09.06.07
恒川 光太郎
新潮社
売り上げランキング: 118576
おすすめ度の平均: 4.0
5 懐かしくて不思議な街、美奥
4 油断ならない町。美奥
2 いまひとつでした
4 日進月歩の恒川ワールド
4 抗い難い。禁断の町の誘惑。




「美奥」という地に起こる、不思議な出来事を綴った連作短篇集。
雰囲気としては、夏目漱石の「夢十夜」みたいな感じ?
オビに「幻想美」という言葉があってうなずいた。

とくに、中盤にある「くさのゆめがたり」は秀逸。

「クサナギ」というお薬を飲むと、生まれ変われる、みたいなお話……
って、こういうふうに書くと、フツーっぽいなぁ。うーん。

この世界観を、映像化できたら、すごいと思う。
ちょっと見てみたいかんじ。



おすすめ度
☆☆☆☆
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