読書メモ、再開。
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秘密(東野圭吾)
秘密 (文春文庫)
秘密 (文春文庫)
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東野 圭吾
文藝春秋
売り上げランキング: 189
おすすめ度の平均: 4.5
5 人間のもつ本性をフィクションを通じて訴える
5 泣いてしまいました。
4 どこまでも切ない物語。
5 本当の秘密
5 号泣


妻、直子と小学生の娘、藻奈美を乗せたバスが崖から転落。
意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった……。


文庫版の裏のストーリーを読んで、あ、なんか漫画みたい? と思った。
かるーく読めるかな、と……。

そしたら!
想像以上に深いお話でびっくりしました。


主人公である、直子のだんな様で、藻奈美の父親である平介の心情がとてもよく分かった。
平介は、直子も藻奈美も、どちらも失いたくないのだ。
藻奈美の体は、どんどん成長し、
直子の心の中でも、変化が生まれてくる。
高校生にもなれば、おしゃれもしたいし、恋もしたいのだ。
若い体を得て、
人生をやり直しをしている直子に、平介は嫉妬心を抱く。


また、素晴らしいのは、加害者にまでスポットを当てていることだ。
バスの運転手は亡くなったものの、その家族の心痛は測りしれない。
誰が悪くて、誰が悪くないか……一言で言えないよなぁと思う。


「そういう事情だったら、理屈抜きに運転手を恨めばよかった。
悲しくなるたびに、怒りをぶつければよかった。
わからないかもしれないけど、自分の置かれている境遇に耐えられそうにないときは、
誰か恨みや憎しみをぶつけられる相手がほしいものなのよ」(本文より)



最後の最後の結末に驚いた。

読み応えのある一冊でした。



おすすめ度
☆☆☆☆☆
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鬼(今邑彩)
鬼
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今邑 彩
集英社
売り上げランキング: 34054
おすすめ度の平均: 5.0
4 サクサク読める
5 内容は勿論、装丁や挿画もグ〜!!
5 やっぱりいいですね。
5 やり場の無い気分
5 危うい心の隙間に滲み出てくる黒いもの



はじめて今邑彩さんの本読みました。
1話15~20分くらいで読めるお話が、8話収録。
どのお話も、うそ臭くなく、恐ろしく、感心した。

けっこういっぱい本出してるみたいなので、
色々読みたい。
ルンルン。



おすすめ度
☆☆☆☆☆
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すきまのおともだちたち(江国香織)
すきまのおともだちたち (集英社文庫 え 6-10)
江國 香織
集英社
売り上げランキング: 89326
おすすめ度の平均: 5.0
5 時間のすきまに存在する世界
5 永遠に変わらないでいられること
5 大切で懐かしいお友達




新聞記者の「私」は、旅先で、ふいに「すきま」に落ちるように、その場所に迷い込んでしまった。
そこでは、おんなのこやお皿がゆっくりと静かにしたたかに暮らしていて……。


江国ワールド全開のファンタジーです。
こみねゆらさんのイラストも可愛い。

なんとなく外国の絵本を訳したような、不思議な感じがした。
「おんなのこ」の、おしゃまな感じが、外国人チックなのかな。
(フルハウスのステファニーみたいな、ハリポタのハーマイオニーみたいな。)

「あたしはほら、見てのとおり小さなおんなのこでしょう?
そもそもの最初から小さなおんなのこだったってわけなの。

もちろんあたしにも思い出はたくさんあるわ。
でもね、それは全部、今の思い出でしょう?
あたし、ときどき考えるの。
過去の思い出があったら、どんなにすてきだろうって」(本文より)



おんなのこの住む場所には、私たちの住む世界とは違う常識があって、
それが、面白い。
所変われば常識も変わる。
いつも、物事を新鮮な目で見られるようになりたいなぁ。



おすすめ度
☆☆☆☆☆

  コメントをどうぞ♪:0   トラバはこちら♪:0   [江国香織]
female(アンソロジー)
female(フィーメイル) (新潮文庫)
小池 真理子 唯川 恵 室井 佑月 姫野 カオルコ 乃南 アサ
新潮社
売り上げランキング: 298311
おすすめ度の平均: 3.0
4 官能小説
4 室井がダントツ
3 ウルトラライト
4 映像を意識した書き下ろし
1 がっくり・・・。


小池真理子、唯川恵、室井佑月、姫野カオルコ、乃南アサ。
今をときめく5人の女流作家による官能小説のアンソロジー。

官能小説って、あんまり読んだことないんですけど。
このメンバーの豪華さは……と思って手にとった。

期待したのは、乃南さん。ホラーのイメージが強いので、
どういうふうに絡めるのかなーって思ってた。

読んで、やっぱりすごいと思ったのは、姫野カオルコさん。

これは32歳の主人公が、14歳の頃を回想する話だ。
迫力があって面白かった。


開けた人は指で私のまぶたを閉じさせる。胸がせいいっぱいになる。
まぶたの裏がうれしくて濡れる。

うれしくてたのしいとことばに出してしまえば、今は壊れる。
だからいやらしくしなければならない。いやらしいだけのおこないにしなければならない。
でないと、壊れる。(本文より)




おすすめ度
☆☆☆
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