読書メモ、再開。
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頭のうちどころが悪かったクマの話(安東 みきえ)
頭のうちどころが悪かった熊の話
安東 みきえ
理論社
売り上げランキング: 18200
おすすめ度の平均: 4.0
1 当たり前のことがかかれてますね
4 「教訓」の無いことが
5 子供に読ませてあげたい。
5 大人向きの絵本
4 なかなかどうして



まるでイソップ童話のよう。
動物たちを主人公にした、小さな七つの物語が収められています。

とくに私がお気に入りなのは、「いただきます」というお話。

キツネを食べたトラが、「キツネが可愛そうだ」といって泣いているのです。
そのオナカの中のキツネも、また泣いていて、
「自分が食べたニワトリが可愛そうだ」と言うのです。
そのニワトリもまた泣いていて……。


そうそう、私も小さい頃、
まるごと出てくるお魚が、かわいそうだ、と残酷がって、口にしようとしませんでした。
母は、そんな私に、「お魚は、あなたに食べられるために生まれてきたんだから」と諭しました。
「そんなわけはない」と私は、ずっと反発していた。

その答えが、今頃になって、分かったような気がしました。


キツネは言いました。

「おいら、食われたおかげで、コソコソしたキツネから、強いトラになれるんだぜ。
悲しいことなどあるもんかい」



私は、トラのように、強くも格好良くもない。
私が今まで食べてきた、たくさんの生き物は、
「私」になんかなってしまって、嫌じゃないだろうか。
恥やしないだろうか。

「私は、たくさんの命を背負っている」「生きる事に責任がある」
そういうことを感じました。
かっこよく生きたいナァ。



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ホテルの素敵なサービス物語
本当にあったホテルのt素敵なサービス物語
生井 俊
こう書房 (2007/06)
売り上げランキング: 96750
おすすめ度の平均: 3.5
5 奇をてらわないサービス
2 タイトル程では・・・



お勉強と思って読みました。

タイトルには「物語」ってありますけど、エッセイっていうか、感想文っていうか、体験談っていうかね。
色々なホテルを泊まり歩くことが趣味の著者が、実際に体験したことをまとめているのです。


宿泊中、奥様が緊急胃腸炎になってしまったときのホテルマンの迅速で的確な対応。
「ありがとう、友だち」と日本語で話しかけてくれた、フランスのホテルのこと。
特に何があったというわけじゃないけれど、
水や大地のような、さりげないサービスが行き届いていたという帝国ホテルでの宿泊体験。


ホテルマンに限らず、「サービスとは何か」ということを考えさせてくれる良書です。

また、
ビジネス書にありがちな、著者の「上から目線」がなくて、わたしは好感を抱きました。

かっこつけてないというか、自分のアタマのよさをアピールしていないというか、
変に偉ぶっていないのね。
かたくるしい、難しい言葉で、ごまかしたりしない。
そういうのが、いい文章だと思うのです。
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ヘキサゴンドリル
ヘキサゴンドリル
ヘキサゴンドリル
posted with amazlet on 08.03.14

扶桑社 (2007/12/22)
売り上げランキング: 70
おすすめ度の平均: 5.0
5 私はバカじゃない
5 珍回答つきなのがいいね
5 出来たら儲けモノ、出来なかったらご愛嬌



ヘキサゴンで実際使われている、予選ペーパーテスト。

50問を15分で解きます。
雑学が問われます!

けっこう難しいです。
やってみたら、平均点くらいしかとれませんでした。


出演者の、オバカ解答も掲載されていて、面白い。
例えば。

カエサル(シーザー)の有名な言葉、
「○○、お前もか」

これに大沢あかねは「俺もだ」
井上聡は「そういえば」と答えてます(正解は、ブルートゥスです)。

私自身のオバカ解答と紹介すると、

問題、
「サザンオールスターズのメンバーで、ただ一人の女性は誰でしょう」
に、私、「くわた あき子」と答えました(笑)。
誰……。


そんなこんなで楽しく取り組める問題集です。

☆☆☆☆☆


ちなみに、私、ヘキサゴンレギュラーの中では、上地雄輔が好きですー。
鼻水たらしながら泣いてる姿を見て好きになりました(笑)。

彼は人が勉強やっているときに野球やってたからオバカでも仕方ないんだよ!!

「自分には野球がある」という自信があるから、
多少勉強できなくても、なんとも思ってないのだと思います。

というかー、アタマがいいほうがエライという価値観はどうだかと私は思う。
分かんないなら分かんないで、別にいいじゃないですか。

☆☆☆☆

前回紹介した本、「わたしはここにいる、と呟く。」
の中に、こんな文章がありました。

土屋の一番の魅力は、なんと言っても博学なところだった。
明子は、知識が豊富な土屋と付き合うことで、自分自身が高められると信じていた。



こういう女性って、けっこう多いのかもしれない。
人の好みだから、もちろんさまざまだし、自由だと思うんだけどねー。
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わたしはここにいる、と呟く。(新津きよみ )
わたしはここにいる、と呟く。
新津 きよみ
徳間書店 (2007/11)
売り上げランキング: 301048
おすすめ度の平均: 5.0
5 鮮やかな心理描写



表紙、かわいい。
題名、スバラシイ。

この本の中には、7つの短篇が収められているが、
どれも、「わたしはここにいる、と呟」いているのだ。
叫んでるんじゃない。


たとえば、「思い出を盗んだ女」というお話。

昔、不倫相手と行った旅先で、彼女は、近くに座っていたカップルのフィルムを拾う。
そして、そのフィルムを、ずっと「宝物のように」持ち続ける。

それは、彼女の不倫相手が、写真を撮りたがらない男だったからだ。
不倫相手は、「写真なんて馬鹿らしい」と否定しながら、
こっそりと家族の写真を持ち歩いている。


「本当は彼と写真が撮りたかった」
「私はサミシイ」
そんな言葉ひとつ使わず、ただ大切にフィルムを持ち続ける。
彼女の気持ちを思うと切ない。


この本に出てくる主人公たちは、30代くらいの女性たちだ。

彼女達は、わたしはここにいる、と叫べない。
なぜなら大人になってしまったから。
分別がついてしまったから。
周りの目を気にしてしまうから。
もう突っ走れないから。

叫べなくなった彼女達は、
それでも、「ここにいる」と言いたくて、小さな声で今日も呟く。
ちゃんと耳を澄まさないと聞こえない。
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光の帝国(恩田陸)
光の帝国―常野物語 (集英社文庫)
恩田 陸
集英社
売り上げランキング: 43656



たくさんの記憶を「しまえる」、
遠くまで耳が聞こえる、
空を飛べる、

不思議な能力を持つ常野(とこの と読む。地名です)の人々をとりまく、連作短篇集です。
お話ごとにちょこちょこ読み進められる感じ。

常野の人たちは、でしゃばらず、落ち着いていて、
人々にひっそりと溶け込むのだけど、
どこか存在感がある。
魅力的な人々です。

それは、それぞれの使命を担っているからなのかも……。



大きな流れをもって、物語が進んでいくので、
最後にどーんと、どんでん返しがあるのかと思ったら、
意外と淡々と終わりました。

まるで、常野の人の性質みたい。
わたしの周りにも、常野の人がいるのかもしれません。



おすすめ度
☆☆☆☆
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