読書メモ、再開。
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ゆれる(西川 美和 )
ゆれる
ゆれる
posted with amazlet on 07.10.31
西川 美和
ポプラ社 (2006/06)
売り上げランキング: 50067
おすすめ度の平均: 4.5
4 構成がいい
5 すごい逸材が現われたものだ。
4 映画ありきの小説だが、しっかりしこりの残る読後感。



映画監督の西川さんの作品です。
映画のほうもキニナルところ……。

つり橋から落下して死亡した智恵子、
これは事件なのか事故なのか?!

複数の語り手によって、ストーリーが進められていく。
その構成は、芥川龍之介の「藪の中」を思い出しました。

小さな田舎ゆえのしがらみ、
肉親だからこその羨望や嫉妬……見事に書けてます。

好きと嫌いは紙一重。
色々考えさせられました。
はじめは好きじゃなかった猛のキャラが、
なぜか後半好きになっていました。


関係ないけどあかね書房のきつねの子シリーズ「つりばしゆらゆら」を思い出しました……。

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夜市(恒川光太郎)
夜市 (角川ホラー文庫)
恒川 光太郎
角川グループパブリッシング
売り上げランキング: 18179
おすすめ度の平均: 4.5
5 プチうなされ気分を仮想体験
5 怖いけれど憧れてしまう異世界
5 馴染めない現実世界からの逃避
4 ファンタジア
3 絶賛されてますが・・




この世界観は一体?!

学校蝙蝠、永久放浪者、
一つ目ゴリラ、人攫い……、
こんな単語を見ただけで、なんだかソワソワわくわくしてしまった!

夜市にいけば、何でも手に入る。
でも何か買わなきゃ夜市から永遠に出られない……。

「風の古道」、同時収録ですが、こっちも面白い。
というか、こっちのほうが好みかも。
困ったときに、人にどれだけしてあげられるかっていうことを考えたよ。
少しだけ「夜市」とリンクしてて、それもなんとなく嬉しいところ。

漫画とか、アニメにしても受けそうだ。

いやー、素敵な作家さんに出会いました。
ファンになっちゃった♪
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赤い指(東野圭吾)
赤い指 (講談社文庫)
赤い指 (講談社文庫)
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東野 圭吾
講談社
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おすすめ度の平均: 4.0
4 親子の絆を考えさせられる社会ドラマ的なミステリー
3 どうなんだろ?
4 現在の社会を象徴している!
4 単なるミステリー作品ではない
4 期待を裏切らない



一気に読みました。
老人介護、少年犯罪、インターネットの怖さなど、
社会的な問題を盛り込みながら、ミステリーとしても魅せてくれる!

保身のため、犯罪を隠蔽しようとする心理状態なども、
共感……はしないが、
分かる気がしてハラハラしました。

加賀恭一郎という刑事が格好良かった。
ラストもよかったです!
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ようちゃんの夜(前川梓)

ようちゃんの夜 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
前川 梓
メディアファクトリー
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おすすめ度の平均: 5.0
5 小説というより、詩に近いかも。



表紙に惹かれて読み。
こうゆう絵って好きなのだー。
お話の雰囲気にもあってると思います。

内容は……、ちょっと変った女の子、ようちゃんに惹かれるアサコのお話。

アマゾン評価低いけど、レビューにはちょっと納得。
精神病んでるのって、カッコいいことじゃないよなー。

とはいえ、色白で、細くて繊細で病弱で、消え入りそうな女の子に憧れる気持ちなら分かる気がする。

でも、私なら、儚げな女の子に対して、どのように(どの程度)関わっていいか分からなくって、悩んじゃう。

あたしの何気ない一言で、
そのガラスのハート(笑)を傷つけてしまいそうで、
どう扱っていいか分からず怖いのだ。
ついでに、割れたガラスで、あたしも手ぇ切っちゃうかもって、思ったりもする。

鋭すぎる感受性は、自分を傷つけるってこととイコールなのかな。よく分からない……。

この主人公アサコは、わたしみたいに余計なことを考えないで、ひたすらようちゃんに憧れ、近づいていく。
10代ゆえの、ピュアさなのかなー。

表現力もとても豊かで、詩みたいで面白かったです。
「緑色の教科書からバッタのような数式が飛び出す」とかね。
物語の三分の一は、比喩だったような?

気持ちが弱ってるときに読むと、またよさげですね。


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夢を与える(綿矢りさ)
夢を与える
夢を与える
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綿矢 りさ
河出書房新社
売り上げランキング: 73744
おすすめ度の平均: 3.0
3 がんばれ、綿矢りさ
1 未来の城山三郎になれ。
4 a
3 まぁまぁの作品
2 著者の「強み」がすべて失われた



表紙の女の子が綿矢りさに見えます(違)。

重いナァ。重いです、このお話は。
読後感が……哀しい。どーんって感じでした。

お話は、子供モデルの夕子が、高校生になったとき、アイドルとしてブレイクして、恋をしてスキャンダルになって潰れる……というもの。

ブレイクしてからの夕子の生活や気持ちが、
非常によく描かれていて、
中盤からは感情移入してするする読みました。

てゆーかね、綿矢さんは、細かいところの表現がうまいのです。

紅葉する山を「ふりかけみたい。ごはんにかけたら美味しそう」と言ってみたり、
月を「遠い異国の硬貨みたい」と言ってみたり、
モーニングアフターピルを、「人魚姫が足が生えるときに飲んだ、代わりに声が出なくなる薬みたい」と言ってみたりする。(細かい表現びみょうに違うけど。)

それがわざとらしくなくて素敵。
感性豊かな人だなぁと思う。


恋してからの夕子は、
バカみたいだけどまっしぐらで痛々しい。
まさに人生かけた恋なのだった。
すごいね。
これも、女にしか書けない文章だと思うのだ。


しかし……この読後感の重さはどうしたものか。
ああー。

「インストール」も「蹴りたい背中」も軽く読めただけに、
この「夢を与える」は、私にはちょっとビックリでした。

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