読書メモ、再開。
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トロムソコラージュ(谷川俊太郎)
トロムソコラージュ(谷川俊太郎)


トロムソコラージュ
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谷川 俊太郎
新潮社
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散文っぽい。
ちょっと哲学的すぎて、わたしには意味がわからない部分もありつつ。

収録の「臨死船」という話(?)は面白かった。
あの世行きの連絡船に乗るという話。
銀河鉄道の夜っぽい!


「自分ら死んでいるんでしょうか
なんだかカラダがすうすうするんです」



「カラダがなくなった後に残る自分ってなんだ
と三輪が言うと奥村が意識だと答え
庄司が脳がなくなれば意識もないだろうと言い、
鄭がいずれにしろ死ねば分かるさと言った」 (本文より)

死に対する意識に関して、
谷川俊太郎さんの他の詩集でも、垣間見ることができる。


たとえば「ゆうぐれ」と言う詩。




ゆうぐれ


ゆうがた うちへかえると
とぐちで おやじがしんでいた
めずらしいこともあるものだ とおもって
おやじをまたいで なかへはいった
だいどころで おふくろがしんでいた
ガスレンジのひが つけっぱなしだったから
ひをけして シチューのあじみをした
このちょうしでは あにきもしんでいるにちがいない
あんのじょう ふろばであにきがしんでいた
となりのこどもが うそなきをしている
そばやのバイクの ブレーキがきしむ
いつもとかわらぬ ゆうぐれである
あしたが なんのやくにもたたないような



(谷川俊太郎詩集 より)


そういえば、詩は死と同じ発音なのだった。
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だれもいそがない村(岸田衿子)
だれもいそがない村―岸田衿子詩集
岸田 衿子
教育出版センター



「なぜ 花はいつも
こたえの形をしているのだろう
なぜ 問いばかり
天から ふり注ぐのだろう」


「星はこれいじょう
近くはならない
それで地球の男の子と草は
いつも背のびしている」




詩のアンソロジーでこのふたつの詩を見つけて、岸田衿子さんという人が気になっていました。
岸田今日子さんのお姉さんらしいですねー。
図書館で本を発見しましたよ。


「風をみた人はいなかった
風のとおったあとばかり見えた
風のやさしさも 怒りも
砂だけが教えてくれた」


「雲の端をほどいて
セーターをあんであげた
セーターを着た日から
あの人は旅に出てしまった」


「草が枯れるのは
大地に別れたのではなく
めぐる季節に やさしかっただけ
つぎの季節と むすばれただけ」



なんてしずかで優しい目線なんだろう。いいなぁ。


四行以外の詩もありますが、わたしは4行のが好き。
定型が好みだというのもありますが。
この人の本もっと読みたい。また楽しみがでてきました♪
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こんな気持ちが恋だった/わたし恋をしている(益田ミリ)
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5 即返信しちゃうメールに負けた気分



待ち合わせに行くだけなのに死にそうだ

どうやったら重荷にならずくどけんの

気があうねバカねわたしが乗せ上手

わたしさえOKすれば実る恋

傷つけてくれてサンキューあきらめよう



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5 恋する乙女の胸のうち



ドキドキしてひらけず件名だけ見てた

あたしになど落ちない男のほうが好き

外見より内面?そんなのうれしくない

愛だけじゃなくって自信ももらってた

しあわせまで願わないけどお元気で




益田ミリのつぶやき川柳。

「わたし、恋をしている」は雑誌ダ・ヴィンチでずっと連載してたやつです。
おなじみの方も多いのでは。



「性格でしか男を落とせないなんてイヤ。
外見でだって勝負に挑んでいきたい」

「カラダが目的? 褒め言葉かと思った」

と語る、益田ミリさんに、かっこいー! と拍手を送りたい気分。


共感部分いっぱいなんですけど……、
でもモテモテの作者にちょっとヤキモチ。
心せまい、わたしって……。


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いにしえのラブレター/万葉恋歌
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5 "いにしえからの"
4 素敵です☆
5 こういう本が欲しかった



万葉恋歌 Love Songs from the Man’yoshu
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万葉のころ、千二百年前の人たちも、わたしたちとおんなじように、
恋をしていた!

つーことで、ステキな本を二冊紹介。

「いにしえからのラブレター」は、ちょっと若向けかな。
RYOさんの現代訳が、ちょっと少女小説というか、詩っぽい。


例えば

朝寝髪 我は梳らじ 愛しき 君が手枕 触れてしものを(詠み人知らず)
(あさねがみ われはけづらじ うるわしき きみがたまくら ふれてしものを)


目が覚めたら髪の毛ボサボサなの
でもいいんだ 今日はこのままで

昨夜大好きなあなたに優しく抱かれて撫でられた髪だから



って感じ! うきゃ~。

雨月衣さんのイラスト(?)が千代紙みたいで、
眺めているだけでも可愛らしいです。
女の子におすすめ本!




「万葉恋歌」のほうは、
イラストも切り絵で、大人っぽい雰囲気があります。
解説も丁寧。

英訳も載っていて、カッコイイです!

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ウタノタネ
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天野 慶
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5 等身大の20代歌人
5 楽しく短歌を読みましょう


日溜りに置けばたちまち音立てて花咲くような手紙がほしい

象がまだ地球を支えていたころに逢ってふたりで暮らしたかった

満月の夜に海へと放たれる卵になってもあなたとわかる(本文より)




天野慶さんは、20代のフレッシュな歌人さん。

彼女の歌は、
やさしくてやわらかくて、晴れた日の小川のせせらぎのよう。

10代のころから、数々のコンテストに応募しては、賞をさらっていたという天野慶さん。
短歌が大好きだから、自分で短歌を詠むだけでなくて、
みんなに短歌っておもしろいんだよって知ってもらいたい!
そんな純粋な気持ちから作られた短歌入門がこちら。

地味で古臭くてよくワカンナイ~という短歌のイメージを払拭してくれるカワイイ本です。




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