読書メモ、再開。
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5 江國ワールド
5 家族というミステリー
5 タイトルを見ただけでひきつけられる
5 タイトルのイメージとは逆に



ちょっぴりおかしな、家族の物語。
厳格なお父さん、詩人のお母さん、
お嫁にいった長姉そよちゃん、次姉しまちゃん、
小さな弟の律、それから主人公、こと子の6人家族。


こと子は、今でいうニート?
学校にも行ってなくて、仕事もしていない19歳。
夜はお散歩に出かけ、恋人とデートをしたり、
淡々と暮らしている(ように見える)。


「家族の絆」なんてものを大仰にアピールするでもなく、
人が死ぬわけでもなく、
大泣きも激怒も大笑いもない。
ただ、日々がちゃんと愛おしい。

みずみずしい文章が素敵な物語。



おすすめ度
☆☆☆☆

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4 イラストは好きだが・・・
4 ちょっと大人びた絵本
5 ゴールデンコンビです!
4 狂気へとつながるとしても
4 誰もが何かを待っている




リリコさんの部屋は、時間の流れが違っている。

手紙が来るのを待っている女の子、
子供が生まれるのを待っているおくさん、社会に認められるのを待っているお兄さん、
死ぬのを待っているおばあさん。
みんなリリコさんの部屋で暮らしている。
そこでは、みんな何かを待っているのだ。
そして、待っているものが訪れると、その空間はたちまち幕を閉ざし、見えなくなってしまう。



太宰治の斜陽で
「待つ。
ああ、人間の生活には、喜んだり怒ったり哀しんだり憎んだり、いろいろの感情があるけれども、
けれどもそれは人間の生活のほんの一パーセントを占めているだけの感情で、
あとの九十九パーセントは、
ただ待って暮らしているのではないでしょうか。」


という言葉があったの、思い出した。


「待つ」ってことは、ちょっと不安で、ちょっと楽しい。
待っている間に、ひとはいろいろなことを考える。
それはもうひとつの世界と言っていいのだろうと思った。


広がっていくようなイラストも、とってもステキでした。


おすすめ度
☆☆☆☆☆
まんてんー
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4 暗闇でまたたくもののコレクション。
5 暗闇の中で瞬くもの
3 暗闇でまたたくもの
5 強くて儚い詩集です。
5 絶妙のセレクト詩集




江国香織セレクトの詩のアンソロジー。
知ってる詩も、知らない詩もありました。


表紙も、イラストも、
雰囲気も、なんつーかオシャレーな一冊。
まるでフランスの映画のようなオシャレっぷりです。

(と思ったんだけど、アマゾンに載ってるのと表紙が違う・・・?
私が読んだのは、「いそっぷ社」ので、米増由香さんのイラストのなんですが。)

江国さん曰く、「たぶんかなり無秩序な、無論ひどく偏った、でもどう見ても力強いアンソロジー集」です。「力強すぎるかもしれません」!!



きれいな 小さなお嬢さん
あなたはどこへ行きたいの?
こんなに家(うち)はむつまじく
そこには母もあるものを。

きれいな娘が言いました。
「遠くへわたしは行きたいの
桜草や アネモネや
風鈴草や 薔薇や 百合
咲いたお庭へ行きたいの」

きれいな 小さなお嬢さん
あなたはどこへ行きたいの?
こんなに家(うち)は美しく
都の人も住むものを。

きれいな娘が言いました。
「遠くへわたしは行きたいの
クローバ 雛菊 きんぼうげ
忍冬(にんどう)の花 ぼたんづる
生えた牧場(まきば)へ行きたいの」


(アルフレッド・テニスン 西條八十 訳)




おすすめ度
☆☆☆☆
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3 子供が主人公の作品もおもしろい
5 たくさんの奇想天外と人間模様
2 水を差してごめんなさい。私はダメ。




ラジオで、「デューク」を朗読してて、なつかしくなって再読した。
江国香織さんの処女短篇集。

なんだか詩のような……、
どのお話も、すてきでうっとりしてしまう。


「私ね、私、ずっとながいこと、こんな光景にあこがれていたような気がします。
こんなって、こうして……」(本文より)


ぜんぜんうまいこと言えないけど、好きだなぁ~、としみじみ。


おすすめ度
☆☆☆☆☆


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5 時間のすきまに存在する世界
5 永遠に変わらないでいられること
5 大切で懐かしいお友達




新聞記者の「私」は、旅先で、ふいに「すきま」に落ちるように、その場所に迷い込んでしまった。
そこでは、おんなのこやお皿がゆっくりと静かにしたたかに暮らしていて……。


江国ワールド全開のファンタジーです。
こみねゆらさんのイラストも可愛い。

なんとなく外国の絵本を訳したような、不思議な感じがした。
「おんなのこ」の、おしゃまな感じが、外国人チックなのかな。
(フルハウスのステファニーみたいな、ハリポタのハーマイオニーみたいな。)

「あたしはほら、見てのとおり小さなおんなのこでしょう?
そもそもの最初から小さなおんなのこだったってわけなの。

もちろんあたしにも思い出はたくさんあるわ。
でもね、それは全部、今の思い出でしょう?
あたし、ときどき考えるの。
過去の思い出があったら、どんなにすてきだろうって」(本文より)



おんなのこの住む場所には、私たちの住む世界とは違う常識があって、
それが、面白い。
所変われば常識も変わる。
いつも、物事を新鮮な目で見られるようになりたいなぁ。



おすすめ度
☆☆☆☆☆

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