読書メモ、再開。
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SOSの猿(伊坂幸太郎)
SOSの猿
SOSの猿
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伊坂 幸太郎
中央公論新社 (2009-11-26)
売り上げランキング: 15367
おすすめ度の平均: 3.0
2 がっかりした
2 エクソシストと猿と調査員
2 ミステリの要素も少なく初期の伊坂作品と比べると物足りなかった
5 大人的寓話
3 試験的な作品




読売新聞で連載してたやつ。

「救急車のサイレンが鳴っているとき、
どこかで誰かが痛い痛いって泣いているのよ」(本文より)



私はこの本を読んではじめて、「メサイア・コンプレックス」という言葉を知りました。


誰かが困っていたら、
行って、助けてあげなければならないような気がしてしまう、
でも結局何もしてあげられない、
そのジレンマに悩む……というもの。
うむ……。

お話自体は、ちょっと不思議系なかんじでした。
むずかしくてよく分からない部分もあった!(猿って、けっきょくなんなのだー)
「孔子ちゃん・孟子ちゃん」とか、ちょこちょこ面白い部分もありました。
(「せせらぎ」的なジョークですね)

さいきんの伊坂作品は、ちょっとむずかしっぽいなぁ。



おすすめ度
☆☆
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あるキング(伊坂幸太郎)
おひさしぶりです、しばらくお休みしてましたが、
ブログ再開します。




あるキング
あるキング
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伊坂 幸太郎
徳間書店
売り上げランキング: 21087
おすすめ度の平均: 3.0
1 前衛的すぎ
2 どうした、伊坂幸太郎?
4 これもまた伊坂ワールド
2 騙されました
4 納得の作品



天才野球少年=キングの話。

一言でいうと、伊坂さんっぽくない!
いい意味でも悪い意味でも、だと思う。
アマゾンレビューみたら、だいぶ好き嫌いが別れているかんじ。

最後のネタ晴れが、すかっといかなかったので、
正直あまり好みではありませんでした。
野球あんまり分からないしなー。


あとから、
「誰も読んだことのない伝記を書いてみました」という伊坂さんの言葉を読んで、
あー伝記だったのかぁ、と知りました。
はじめからそう思ってよめばよかったかも。




おすすめ度
☆☆
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モダンタイムス(伊坂幸太郎)
モダンタイムス (Morning NOVELS)
伊坂 幸太郎
講談社
売り上げランキング: 1077
おすすめ度の平均: 3.5
1 で?それが?
4 ☆☆☆☆☆ー☆=☆☆☆☆
3 まあ、魔王にオチが(一応)ついただけでも良しとしよう
3 「人間は大きな目的に生きているんじゃない」
4 回帰してほしい・・・




「実家に忘れてきました。何を? 勇気を。」
この冒頭は、「重力ピエロ」(「春が二階から落ちてきた」)
といい勝負だと思う。


「魔王」の続編だったんですね。
潤也くんがジジイ扱いー、みたいな(笑)。
でも「魔王」知らなくても読めるな。

近未来のお話で、うーん、今から100年ちょっとあとのお話というところでしょうか。
ジョンレノンとかCDとかが、「懐かしいね」扱いされております。

「昔は良かった、とかよく言うけど、昔も良くはねぇんだよ。
いつだって、現代ってのは良くなくて、だからな、
俺たちは自分の生きてるその時と向き合わないといけねぇんだ。
音楽も映画も、そのときの自分たちの時代と向き合うために作られたものなんだよ」(本文より)



物語の中で、コンピューターが発達していて、分からないことがあれば、「検索」する時代。
「情報」の価値が大きくなり、
人々は、「システム」に組み込まれ、
仕事はますます細分化され、今自分が何をやっているのか? 役割が自覚できなくなっている状態。


そして、その中で、どう動くか、ということ……
主人公達は、ジタバタしながら考えるのだった。


「開きなおったらお終いなのよ。
誰かと傷つけたら、それなりに自分も傷つかないと駄目だとわたしは思うの。
わたしはね、誰もが善人であるべきだとは思わないし、悪いことをするのもアリだと思うけど、
思い悩まない人が一番嫌いなの。」


「いい?
だいたい悪いことっていうのは、別の人にとっては良いことだったりするのよ。
何が正しいことかなんて、あんまり分からない。
あなたが言ったじゃない。
人間は大きな目的のために生きてるんじゃないの。小さな目的のために、行動したら?」(本文より)



冒頭にでてくる「勇気」という言葉も、しつこいくらい繰り返される。


伊坂さんの文章って、「考え」が、ストーリーの中にばんばん盛り込まれてるなーと思う。
これがただ「近未来の、超能力のお話」だったら、フーンって感じなんだろうけれど。


ただ、今回は、よくも悪くも、「連載されていた」という感じがしたなぁ。
書き方が丁寧というか、
今までのストーリーを、なぞりつつつつ書いているので、
一気に読むには、スピード感があんまりない感じだった。
今までの伊坂さんみたいに、伏線モリモリー! 
最後こうきたかー!という感じがなく、アレレ? という感じもあるけど。

まぁそれはそれということで。
ラストの一文がまたいいですね。


おすすめ度
☆☆☆☆
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魔王(伊坂幸太郎)
魔王
魔王
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伊坂 幸太郎
講談社
売り上げランキング: 35325
おすすめ度の平均: 4.0
5 特殊能力で世界を変えられる?
5 暗闇と光
3 伊坂っぽくない作品
5 読者は問われているのだ。本書を読む「覚悟」はできているのか、と!
5 魔王とは





題名の「魔王」というのは、シューベルトの魔王のことだ。
闇夜に、父が息子を連れ、馬で走っている。
息子は、冠をかぶった魔王が、そばまで来ていると言っておびえるのだが、
父親にはそれが見えない。

みんな気付かないけれど、魔王の影は、ひたひたと忍び寄ってきている。
それが象徴されているような、現代の政治のお話。



「夫婦喧嘩一つでもさ、こうやって苛々したり、憂鬱になったりするでしょ。
夫が浮気したとか、妻が家出したとか。
そんな状況のときにさ、憲法の改正がどうかとか、自衛隊はどうなるとか言われてもさ、
正直、それどころじゃないよね。」

「世界の問題より、自分の問題だ」

「ってことはさ、逆に言えば、世界とか環境とか、大きいことを悩んだり、憂慮する人ってのは、
よっぽど暇で余裕のある人かもしれない。
そんな暇な人間の、偉そうな人の言葉が、
一般人に届くとは、到底思えないんだよねぇ」(本文より)




私は、はっきり言って政治に興味はないですけど、
なんというか、考えることを放棄してはいけないなと思った。


「でたらめでもいいから、自分の考えを信じて、対決していけば
そうすりゃ、世界が変わる。兄貴はそう言っていた」(本文より)


私のように、「しがない一般市民だし」と思っている人にこそ、読んでいただきたい一冊だ。




おすすめ度
☆☆☆☆
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オーデュボンの祈り(伊坂幸太郎)
オーデュボンの祈り (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
新潮社
売り上げランキング: 1110
おすすめ度の平均: 4.0
5 <案山子>の物語、ならぬ、<欠かし>の物語
2 おもしろくない
5 未来は神様のレシピで決まる
1 理解不能
2 悪くはないけど・・・




伊坂幸太郎さんのデビュー作。

「人に価値などないでしょう。
ただ、たんぽぽの花が咲くのに価値がないとしても、
あの花の無邪気な可愛らしさに変りはありません。
人の価値はないでしょうが、それはそれでむきになることでもないでしょう」(本文より)




舞台は、人々に忘れられた不思議な島、荻島。
荻島は、150年もの間、外部との交流を持たない孤島だという。
そしてそこには、未来の分かるカカシがいた。
仙台からこの島に連れられた伊藤は、ここでさまざまな事件に巻き込まれていく。


「みんながあたしを囲んで、『すごい、すごい」と拍手をしてくれて、
『君のことを待っていたんだ』
と泣いてくれれば、
そうなれば、納得するし、安心する」
「歴史上の人だよ、それじゃあ。
そうでなかったら犯罪でも起こせばいい。うぬぼれているんだ」(本文より)



そもそも、カカシが喋るという設定自体、奇想天外。
ジブリかよ!(ハウル……のほうがもっと後か。)


賛否両論のようですが、私は好きです。



おすすめ度
☆☆☆☆☆
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